郵政総研・Akademeia&創作・Entertainment殿堂入賞認定制度

小説部門      作家:三浦二三男 紀伊國屋書店

 

講談社        文藝春秋社

 

 

 

◎  科学論文誌 Master & Doctor査読会 COSMOS Research Geographic

コスモス企画研究所番号【70631125】COSMOS Research Geographic 表紙
コスモス企画研究所番号【70631125】COSMOS Research Geographic 表紙

論文博士認定支援制度

Docter論文査読制度:有料

各有料査読員によりDoctor論文を査読してもらい

認定合格者にPh.D.「Docter of Philosophy」が授与されれる。

 

資格:1各大学の修士課程修了の者、もしくは同等の学力があると

文部科学省の認定を受けた者。

 

2外国の大学で修士課程を修了した者

 

ポスドクによる論文指導:有料

修士論文・学士論文

 

 

                                                 

                                地球物理学パンゲアとプレイトテクトニクス理論から天体物理学への研究

 

三浦二三男の科学・Akademeia&創作・Entertainment殿堂入賞認定制度

三浦二三男プレゼンツ科学&創作の殿堂入賞認定制度

 

映画部門     東映 Rordstead       ドコモ Lemino

 

ドラマ部門    no+e  

 

小説部門      作家:三浦二三男 紀伊國屋書店

 

講談社        文藝春秋社

 

 

 

◎            郵政総研・研究紀要

◎ The Hint to be a Think☆【Russia VS.Ukuraine War】Ⅰ ◎

待ちにまった三月です。しかし、先月24日にロシアがとんでもない暴挙にでました。私はこの時期には必ず、あと二日後に起きた「二.二六事件」の事を思います。

 

戦前の日本の進路はここで取り返しのつかない事態に転落したからです。どこか今回のプーチン氏の暴発とメンタルが似ています。

 

◎ 2011年8月11日すでにキエフでアポカリテプィックサウンド『ヨハネ黙示録』の奇妙なラッパの音が鳴り始めていました。

 

そして今この全世界がコロナとの戦いのさ中に「さらに人類同士の戦争をする奴がいるかぁ! 悪魔に囁かれての所業か ! 」という思いです。

 

ロシアが例年この時期にウクライナ国境付近で、嫌がらせの演習をしているのは以前から知っていましたが、この愚挙の責任はすべてロシアにあります。

 

では、なぜプーチン氏はウクライナにこだわったのでしょうか ?

それにはロシアの地政学的宿命と歴史的背景があります。

 

元々この辺りはヒッタイト・スキタイト(遊牧ゲルマン人)の土地だった。しかし9世紀ごろスカンジナビア半島に居たディーン人※(バイキング)が、現在のキエフあたりに定着し(キエフ公国のこと)やがてウクライナ人となり、さらに寒くて生活環境の厳しい北東のサンクトペテルブルクやモスクワあたりにも移り住みました。

 

※ディーン人=デンマーク人の語源  フィン人の住む処=フィンランド人 北の果てに住む人(North Way)=ノルウェー人   湿地帯・Sweatに住むディーン人(Swampy land Dean)=スエーデェン人

 

北欧人なので寒さに強いためですが、やがて、13世紀にフィン族・モンゴル人に襲われ、その後彼らと交雑してロシア人となりました。そして、その多くのウクライナ人やロシア人・ベラルーシ人(旧白ロシア)は同じ遊牧民族の「スラブ系民族」※と呼ばれました。

 

※スラブ三兄弟:原型はゲルマン人X蒙古人=ディーン人Xペルシャ人Xローマ人Xモンゴル.トルコ人=スラブ人.

 

ここで馬の話しです。競馬で有名な馬にはサラブ系とアラブ系とありますが、彼らはそのスラブ馬に乗って戦闘集団をつくる遊牧の民でした。19世紀までは馬賊の野盗集団でもあり、そのため欧州人に嫌悪されました。

 

もっぱら馬を飼い羊や山羊にくるまって生きていました。物作りはあまりせず、日常物資に困ると馬で徒党を組んで他の街やブルグ※を襲い、女性までもサラって行きました。後に帝政ロシアの陸軍の主力に組み込まれた「ドン・コザック騎兵団」は、かつての日本陸軍の最強の敵で、日露戦争では秋山騎兵旅団とも闘いました。

 

※「ブルジョアジィー」の語源で馬賊避けに、都市そのものを高い防護壁で囲い住む者=ブロック・ブルグに住む人々でそのような城内に住む金持ち階層を「ブルジョア階級」と呼び、のちの社会主義国では打倒すべき階級とされました。今の「セレブ」です。そして、いま、プーチンこそが、そのセレブで、ブルジョア階級です。

 

そのため物作りをせず、他のヨーロッパ諸国や、ステップ地方(シルクロード)を通るキャラバン(隊商)を襲い、物盗りをする様が嫌われ、蛮族と呼ばれました。やがて社会主義国になり今だにEUやNATO※にも加盟困難なのはこの蛮行のレッテルが遠因で、更に虚言を弄するため歴史的に西欧人には三等国人として信用が無いのです。

 

※ NATO:北大西洋条約機構=北米・カナダ・西ヨーロッパ自由主義陣営軍事同盟です。

 

ヨーロッパや中国では、文明に浴して無い野蛮人として嫌われました。「Barbarian

◎ちなみに中国の「万里の長城」も同じ理由で築かれました。原因はモンゴル人でした。

  

一方そんな中、ブルグに住めない多くのロシアやウクライナ人等の住民は、遊牧や小麦などの植栽を中心に生業としましたが、時に馬賊に襲われ村ごと滅亡したり、封建領主の下に搾取される農奴階級※ と呼ばれました。

 

※「奴隷」= スレイブ→スラブ

 

 

そのような時代を1000年以上続けた20世紀、マルクス主義を学んだレーニン(ロシア革命)と、中国では毛沢東が「こんな貧しい境遇はまっ平ごめん」と資本主義を経ずに、突如、社会主義政権を樹立し、更に第二次世界大戦後、近隣のスラブ系民族や東欧諸国を併合し※「ソビエト連邦」を構築しこの度の不幸の原因を作りました。

 

※ WTO:ワルシャワ条約機構=東欧諸国軍事同盟・ロシアによる第二の「タタールの軛」(クビキと読む)同盟

 

そんな不幸の原因とは知らず、当時ソビエト主義の強い推奨者だった父の影響で、ソ連の「KGB」に就職した、ウラジミール・プーチン氏は1991年にソ連邦崩壊の憂き目に合いました。この事はマルクス主義を信奉していた39歳のプーチンには耐え難いもので※やがてこの連邦のトップになるはずが、あてが外れました。

 

※ 後に彼はこのことを「20世紀最大の地政学的惨事」と語っています。精神的にも相当こたえたようです。 

いわば祖国ソ連の発展と共に出世したかった「青雲の夢を踏み外した」格好になり「躓きの石」となりました。

 

しかし、これを機会に学び直し帝政ロシア※の再興という狂気を始めました。そして以前のワルシャワ条約機構の加盟国を欧州との緩衝同盟に引き留めました※※されど多くの旧ソ連邦の国民は社会主義に懲りてむしろ自分達も「脱露入欧」(自由で洗練されたヨーロッパ人)のアイディンテティーを求めて多くがNATOに加盟しました。

 

※ ピョートル大帝と自分を重ね合わせ模倣した国作りをしたかった。(社会主義者の帝国主義者への先祖返り)

※※(CIS)独立国家共同体

 

◎ それはロシアの栄光「汎スラブ主義」を取り戻したい、ウラジミール・プーチンには裏切り行為でした。

彼は世界には「毛皮貿易」以降の悪政が元になった「病的な嫌ロシア主義」=反スラブ主義が潜在的にある、と巨大な認知バイアスをかけてずっと憎んでいました※

 

※ たとえばヨーロッパには「ノイライヒェ」という言葉があり、意味は「成金」というそうで、ソ連崩壊時に急に金持ちになったロシア人をさす場合が多いそうです。いくらお金があってもファッションやインテリアの趣味が悪趣味で獺祭(ダッサイと読む)ので下にみてそう言うのだそうです。

 

急に大きな財産の出来た経緯も犯罪的とは言えないまでもグレゾーンだろう、というニュアンスも含まれているそうで、まるで、馬賊がブルグやキャラバンから奪った金品を、ひけらかす行為を彷彿させる様を言うのでしょうか? しからば今回のプーチンの行いも今後何世紀もかけて地道に「悔い改めて」払拭するしかないようです。

 

そして、今、カラー革命以後、最後の心の古里、ウクライナまでもがNATOに加盟し、ヨーロッパ人になろうとしてます。すると、地上の最悪国はロシアと中国・北朝鮮だけになってしまうのです。彼にはそれが耐え難かったのです。「ヨハネの黙示録」の「赤き馬」とはロシアの戦車ではないか ? と言われていました。

 

実は2014年に占領したクリミア半島ヤルタⅠに近い、グレンジークにプーチンの広大な邸宅がありアゾフ海に面した保養地の別荘は暖かく、ヨーロッパ的でロシア人の憧れの地であり、近くには崩壊前のソ連海軍の虎の子の軍港Ⅱまで有ります。プーチンは老後をここで過ごすつもりなので、クリミアを手放す訳にはいかぬのです。

 

Ⅰ:ヤルタは旧ソ連時代にフルフチョフ書記長がウクライナ領と定めてしまい、ロシア人は自由に往き来出来ないので、プーチンはここをロシア領にして、パスポート無しで自由に往来したいと思って戦争を始めた。そのために武力での犠牲や被害は極めて甚大となった。そんな個人的で不遜な動機を天も世界も許すとは思われない。

 

Ⅱ:セバストポリ要塞は先日撃沈されたロシア黒海艦隊旗艦「モスクワ」の母港で艦隊本部の基地がある。この港はロシア海軍にとって地中海世界に抜けるのに最重要な不凍港です、また、第一次クリミア戦争の係争地で、帝政ロシアはここでの戦費調達のため、自国領だったアラスカを720万ドルで米国に売却した過去があります。

 

◎更にプーチンはパーキンソン病や癌、そして初期老人性ウツなので、時々セロトニンが足りなくなり、しばしばヤルタの日光を浴びたくなる。この邸宅は戦争が終わり、ウクライナの主権が安定したなら「かつて馬鹿なプーチンが、自分のコンプレックスと病気から、戦争を始めるための動機付けをした別荘」として語られます。

 

よって全世界的な観光地になります。(ヤルタ会談のヤルタは風光明媚で世界的な保養地として有名)

 

◎それはやがて戦場に送られる寸前だった二.二六事件の首謀将校達と同じようなメンタルでした。彼等の場合は「国の為」という軍国主義を批判出来ずに従う者達が理不尽な作戦で派兵される事への不満でもありました。そして昭和維新をやり直し、社会主義国家を目指しましたが、昭和天皇の意にそわず反乱軍とされました。

 

そして、ここに新約聖書の最後の預言に「ヨハネの黙示録」がありその中に『黒き馬をみよ』とあります。その騎手は手に小麦など食料を量る天秤を持っていて飢饉を表すとか、なにかしら今回の戦争を表して無ければ良いがと思うのと、決して「全面戦争にするなよ」と、プーチン氏に警告したいところです。

 

3月1日、日本のコロナ感染者数が累計500万人を越えました。そしてロシアの感染者数は世界二位だそうです。さらにロシアのコロナワクチン「スプートニクⅤ」は三割しか効果がなく、またWHOに登録申請をしましたが、提出した医学的統計データがデータラメと判断され不認可になったそうです。(愚鈍なロシア人のデータ扱い)

 

ところが存在感を示したいプーチンは、世界70ヶ国に40億人分のワクチンを配ってしまい、ロシア国内でも「三割しか効かない」と糾弾され接種数が上がらず、面目が丸潰れだそうです。今、米国ではWHOの認可したワクチンを打った人意外は入国禁止で、先述の40億人の何割かが米国への入国を足止めされているそうです。

 

加えて、この春先から夏にかけて中国からロシアに、オミクロン株の亜型が北上したなら、西側製のワクチン、ファィザー・モデルナ・アストロゼネカ等を受入れざるを得ません。するとロシア国内では散々飽きられてる、彼の地位保全が危うくなります。これは中国の習近平氏も似た境遇のナショナリズムなので同じ運命です※

 

※先月、北京冬季五輪直前のプーチン大統領の訪中にあわせて、両国が発表した共同声明は欧米への敵意をむき出しにしたものだった。それは中国との安全保障や経済、先端技術や気候変動に至るまで幅広い分野での連携の進化をうたっている。これは同時に中国に裏から台湾侵攻をするよう、促し求めているのではないか ? です。

 

◎ 2月4日、北京市の釣魚台迎賓館にオリンピックの開催式で招かれたプーチンは、習近平首席と二人きりになったその席で「何らかの軍事行動を取る」とウクライナを巡りこう明した。それに対して習近平氏は五輪・パラリンピック期間に合わせて休戦決議を持ち出し「平和を考慮するように」と返した※

 

※幸いにもプーチンと習近平が人生を賭けて画いた田舎者同士の自作自演の物語は破綻して完成せぬようです。何よりも二人に欠けてるのは西洋的知識や教養(アリストテレス型学問)で更に想像力の欠如が致命的なのです。

 

ヨハネの黙示録に『蒼ざめた馬をみよ』とあり「病気と死」を意味するとか、だとすると彼は「悪魔の囁き」に乗ってしまい、数々の失敗からクリミア半島とヤルタを奪取するには「今しかない」と焦ったのでしょうか ?

それならば単なる野望・エゴにしか過ぎません。これを全世界が許すとするならばそれこそがミステリーです。

 

いよいよ「コロナ戦線に異常あり」です。ヨハネの黙示録は現代でも謎・確実なミステリーです。

ロシア軍には即刻戦闘を止めて戦車も装甲車も置き、回れ右して徒歩で祖国の家族の元に帰って頂きましょう※

いずれウクライナから「永久に謝罪と賠償を請求する荷駄」と請求書が届きますから、その際は夜露四苦です。

 

※キエフを三方から包囲すると、どれも一本道なので、その後方にウクライナ軍が回り、正面と後方に挟まれて「袋のネズミ状態」になり戦車隊は白旗をあげざるを得なくなる。そしてロシアの非人道的な行為は、澎湃と沸き上がる全世界のネット民の非難の声と「ネットメディア」の力により、国連の常任理事国からも追放される。

 

兵士たちよ 獣たちに身を託してはいけない 君たちは人間だ 心に愛を持った人間だ 独裁者たちは自分たちを自由にし 人々を奴隷にする。  チャップリン

 

            2020年3月1日  コスモス企画    【研究者番号 70631125】 三浦二三男